三宝御和讃

三つの宝と書いて三宝さんぼう、梅花流のご詠歌では一番最初に習う曲目です。

 

三宝御和讃さんぼうごわさん

 

一、

心の闇を照らします

いとも尊きみ仏の

誓願ちかいねごうものはみな

南無帰依仏なむきえぶつと唱えよや

 

二、

き世の波を乗り越えて

浄きめぐみにゆくのり

船にさおさすものはみな

南無帰依法なむきえほうと唱えよや

 

三、

悟りの岸にわたるべき

道を伝えしもろもろの

僧伽ひじりに頼るものはみな

南無帰依僧なむきえそうと唱えよや

 

南無帰依とは、「心のり所といたします」ということです。

 

つまりこの曲をお唱えするということは

仏さま
おしえ(仏さまの説かれたみ教え)
僧(教えを信じて生活する仲間)

を拠り所として生活して参りますという仏教徒としての「お誓い」でもあります。

 

この三つを以て仏法僧ぶっぽうそう三宝さんぼうと申します。

 

 

大本山永平寺七十八世 宮崎奕保禅師は、三宝を次のように説かれました。

 

南無帰依仏-素直になりましょう

南無帰依法-きまりを守りましょう

南無帰依僧-仲良くしましょう

 

お釈迦さまという偉大な方いて、真理を解き明かしたお釈迦さまと同じ心が自分の中にもあることを知る。
自分の中にいる仏さまの心、仏心に素直になることで私たちは明るく元気に過ごすことが出来るのです。

 

全ての人が、仏さまの教えを信じて生きることが出来たのであれば、本当に平和な社会となることが出来るのでしょう。

 

ご詠歌をお唱えされている方々はみな笑顔が絶えません。

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