涅槃会-お釈迦さまの法事

 

2月15日は、お釈迦様がお亡くなりになった日で「涅槃会ねはんえ」といいます。
検校庵では毎年月遅れの3月15日に法要を行っております。
また、たくさんの「やしょうま」を準備してお配りさせていただきます。

 

自灯明法灯明じとうみょうほうとうみょう

お釈迦さまはお悟りを開いた後45年間の長きに亘り、多くの人々に教えを説きながら旅を続けていらっしゃいました。

 

クシナガラという地で自らの死が近いことを察したお釈迦様は弟子たちを集めこのように説かれました。

 

『弟子たちよ、おまえたちは、おのおの、自らを灯火とし、自らをより処とせよ、他を頼りとしてはならない。この法を灯火とし、より処とせよ、他の教えをより処としてはならない。』

 

つまり、お釈迦さま亡きあとは自分自身をより処とし、真理である法を大切にしながら歩みを進めなさいということです。

 

私達人間はひとりひとりは不完全な存在かもしれません。
欲に溺れそうになることもあるでしょう、悩み苦しむこともあるでしょう、それでも私達が歩む人生は他人の人生ではなく自分自身の人生です。

 

涅槃とは

涅槃とはサンスクリット語でニルヴァーナと呼ばれ、煩悩の炎を消し悟りの境地に辿り着くことを意味します。

 

お釈迦さまは「全てのものは移りゆく存在である。怠ることなく精進を続けなさい」というお言葉を残し涅槃の世界にお入りになったのです。

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