ご詠歌とは

ご詠歌(えいか)とは、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し、旋律=曲に乗せて唱えるもの。
日本仏教において平安時代より伝わる宗教的伝統芸能の一つである。五七調あるいは七五調の詞に曲をつけたものを「和讃」(わさん)と呼び、広い意味では両者を併せて「ご詠歌」として扱う。

 

引用:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

私ども曹洞宗のご詠歌は「梅花ばいか流」と命名され、昭和27年に誕生いたしました。
当時、戦後の日本に於いて宗教者に求められたのは、仏の教えをもって世の中を明るくすることでもありました。

 

梅花流詠讃歌の曲をご紹介させて頂きます。

ご詠歌記事一覧

三宝御和讃

三つの宝と書いて三宝さんぼう、梅花流のご詠歌では一番最初に習う曲目です。三宝御和讃さんぼうごわさん一、心の闇を照らしますいとも尊きみ仏の誓願ちかいを冀ねごうものはみな南無帰依仏なむきえぶつと唱えよや二、憂うき世の波を乗り越えて浄きめぐみにゆく法のりの船に棹さおさすものはみな南無帰依法なむきえほうと唱えよや三、悟りの岸にわたるべき道を伝えしもろもろの僧伽ひじりに頼るものはみな南無帰依僧なむきえそうと...

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追弔御和讃

追弔御和讃ついちょうごわさん一、その名を呼べばこたえてし笑顔の声はありありと今なお耳にあるものをおもいは胸にせき上げてとどむるすべをいかにせん溢あふるるものは涙のみ二、立ちては昇りのぼりては哀しく薫くゆる香こうの香かにかずかず浮かぶ思いでよ供えし花はそのままに霊位みたまの座ざをばつつむなり清きが上に清かれと三、一世ひとよの命いただきて会うことかたき勝縁えにしをば夢幻ゆめまぼろしとなどかいううつつの...

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追善供養御詠歌(妙鐘)

追善供養御詠歌ついぜんくようごえいか(妙鐘みょうしょう)うちならす鐘かねのひびきはそのままに三世みよの仏ほとけのみ声こえなるらん梵鐘が鳴り響き、遠ざかり、小さくなりゆく鐘の音ね、その余韻は過去現在未来の仏さまの声となって私たちの心に染渡ります。ご自宅の仏壇にある鐘も、亡き人を想い打ち鳴らすとき、その響きは亡き人のお声として私たちに話しかけてくれているように聴こえて参ります。鐘の響きは世の無常を表す...

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